Style or Stylish? 【2014年5月号掲載】のあとがき

このコラムで言いたかったことを要約すれば、こんなものじゃないかと思います。

「私たちは本人も知らないうちに、今まで見て来た物や事を絶対的なモノサシだと信じ込んでしまい、その枠組みの中で苦悩と想像を繰り返してるのではないか?」

それは家造りに限られた話ではありません。日常生活中で繰り返される色んな意思決定の過程でもそんな『間違って積み重ねられた経験値』に振り回されているんじゃないでしょうか。

『スタイル(Style)』と『スタイリッシュ(Stylish)』の話を『家』から『人』に置き換えても同じことが言えます。『スタイルがある人』と『スタイリッシュな人』は全然違いますよね。自分だけの感覚をちゃんと信じ、その感覚を憶え込む訓練をしてみようじゃないですか。